不動産の売買契約は、基本的には売主と買主が立会って行います。
場所は不動産業者の事務所で行われることが多く、売主と買主が初めて顔を合わすことになります。
高額な不動産の売買契約を結ぶわけですから、お互い失礼の無いようにすることが望ましいです。
では、どのような服装で行くべきなのでしょうか?
このページでは、元不動産営業マンが経験から語りたいと思います。
普段着がほとんどで、スーツは1割以下
今までに何度も売買契約の場に立会いしましたが、ほとんどの方が普段着で来られます。
普段着のなかでも、わりかし綺麗な格好(襟付きのシャツなど)で来られる方が多かったです。
少ない割合ですが、なかには、仕事帰りの作業着で来る方もいらっしゃいました。
スーツを着てくる方もいらっしゃいますが、割合で言うと1割もいません。
私の経験上では、年齢層の高い方や、遠方から来れれる方が、スーツを着てくるケースが多かったように思えます。
売買契約は不動産業者で行うことが多いですが、そんなに高級感のある場所でもありません。
もちろんスーツでも違和感はないですが、普段着で問題ありません。
服装はほぼ関係ない
そもそも、今までに服装が理由で、売買契約が破談になったことは聞いたことがありません。
かといって、上下ジャージやサンダルなどは好ましいとは思えませんが・・・。
常識のある普段着であれば、それで大丈夫です。
手土産は持っていくの?
相手方に対して手土産を持って来る方も、なかにはいらっしゃいます。
しかし、私の経験上では、1割もいなかったと思います。
手土産を渡せばキャンセルしにくいという心理が働くかもしれませんが、特に持っていかなくても大丈夫です。
なかには、売主が値引きしてくれたお礼として、買主が手土産を持って来る方がいらっしゃいました。
また、売ってくれたお礼として、売主が不動産業者へ持って来るケースもありました。
小さなお子様は連れて行かない
小さなお子様がいらっしゃる方は、誰かに預けるなどして、連れて行かないほうがいいでしょう。
不動産の売買契約では、1時間前後の時間をかけて、重要な説明があります。
普段聞かないような専門用語がたくさん出てくるし、高額なお金も扱います。
したがって、集中するためにも、相手に失礼にならないようにも、小さなお子様を連れて行くのは控えましょう。
決済・引渡しのときの服装は?
決済・引渡しは、銀行で行われることが多く、たまに不動産業者の事務所で行われたりもします。
これも売買契約と同じように、普段着の方が多いです。
まとめ
「売買契約」も「決済・引渡し」も、普段着で問題ありません。
普段着のなかでも、わりかし綺麗な格好をすれば大丈夫です。
以上、「不動産の売買契約の服装は、スーツと普段着どっちがいい?」でした。
参考になればさいわいです。