私が不動産営業マンの頃、お客様から「不動産を売る時期はいつがいいの？」との質問を受けていました。
一戸建てやマンション、土地などの不動産を売却することは、資産家や投資家でない限り、人生で何度もあることではありません。
「売るなら少しでも有利に売却したい！」と考えての質問です。
このページでは、「不動産を有利に売る時期」について、元不動産営業マンが語りたいと思います。
結論
結論からになりますが、「不動産を有利に売る時期」なんてものはありません。
不動産の売買は年間通して行われており、経験上、ずば抜けて取引件数が増える時期はありません。
不動産を購入する方は、高額な買い物をする訳ですから、かなり慎重になって選んでいます。
立地条件や間取り、価格などの希望条件を優先的にみています。
1～2年前から物件を探している方もいらっしゃいますし、希望条件に合う物件がみつかれば、即座に購入する方が多いです。
なので、売却する際は、時期のことは考えなくても大丈夫です。
1～3月はどうなの？
よく、1～3月にかけての進学や就職、転勤の時期が売れやすい言われていますが、特にそんなことはありません。
たしかに、少し取引件数は増える時期ではありますが、あくまでも「少し」です。
「春休み中に引っ越したい！」と考える方は多いと思いますが、かといって妥協して不動産を購入する方は少ないでしょう。
賃貸物件の場合は確かに取引件数が増えますが、売買の方はそこまでかわりません。
売却する際は時期のことを考えずに、「売りたい！」と思ったときに売りましょう。
以上、「不動産を売る時期は、いつが有利なの？」でした。
参考になれば幸いです。
