こんにちは!不動産ハッカーの管理人です。
賃貸物件を借りるときの不動産屋さんの見積もりに、「消毒料」という項目があるケースがあります。
この「消毒料って一体何なの?」と疑問に思いませんか?
そもそも、支払わなければならないのでしょうか?
このページでは、消毒料について語っていきたいと思います。
消毒料とは何なのか?
消毒料とは、その名の通り消毒液を使って、室内を消毒する費用になります。
相場は1~2万円程度です。
消毒の作業は、不動産会社が専門業者へ依頼するケースが多いです。
機械を使って消毒液を噴霧する作業で、数分~数十分で作業は終了します。
消毒をすることによって、ゴキブリや小さな虫などを殺すことが出来き、気持ち的にスッキリするというメリットがあります。
なぜ、消毒をするのか?
一番の理由は、不動産会社が儲ける為です。
仮に、お客さんから消毒料として15,000円を受け取ったとします。
不動産会社は専門業者に8,000円などで依頼し、差額の7,000円が利益となったりしています。
不動産会社って、せこいでしょ?
消毒を行う義務ってあるの?
入居者は、消毒を行う義務はありません。
大家さんも、ハウスクリーニングまでは行う義務はありますが、消毒まで行う義務はありません。
誰もが消毒を行う義務は無く、あくまで任意となります。
消毒を希望していないのに、なぜ見積もりに入っているの?
それは、先ほどお話したとおり、不動産会社が儲けるためです。
当たり前のように見積もりに入れておいて、お客さんに支払ってもらえれば、不動産会社はラッキーです。
やっぱ、せいこいですよね~。
消毒を断ってもいいのか?
消毒を希望しない場合は、断りを入れましょう。
営業マンの成績に関わってくる場合があり、何かと理由をつけてお願いしてくるかもしれません。
しかし、すんなり消毒を外してくれるケースも多々あります。
ただ、逆に営業マンが必ず消毒をお願いせざるおえないケースもあります。
営業マンが必ず消毒をお願いせざるおえないケース
不動産業界は、不動産業者の間で賃貸物件を紹介し合えるシステムになっています。
つまり、A管理会社が管理している物件を、B仲介会社がお客様へ紹介できるわけです。
少しややこしいのですが、以下の3つのパターンをご覧下さい。
A管理会社の賃貸物件に、A管理会社で直接申し込んだ場合
この場合は、A管理会社が消毒を行います。
お客さんが、直接A管理会社に消毒を断ることができるので、受け入れてくれる可能性が高いです。
お客さんから直接言われると、不動産会社は弱いです。
A管理会社の管理物件に、B仲介業者を通して申し込んだ場合
この場合は、誰が消毒をするかによります。
B仲介業者が消毒を行う場合
お客さんが、直接B仲介業者に消毒を断ることが出来るので、外してくれる可能性が高いです。
A管理会社が消毒を行う場合
管理会社が、「契約は消毒を行うことが条件」としている場合は、仲介業者はお客様へ、消毒をお願いせざるおえなくなります。
消毒を断ると、契約が成立しない可能性が高いからです。
しかし、この場合の裏技はあります。
裏技
まずは、B仲介業者に「やっぱりこの物件は借りません」と断って帰ります。
それから、今度は直接A管理会社に出向いて、そこで申し込みます。
そして、「消毒を外してください」とお願いすると、外してくれる可能性が高くなります。
A管理会社は、お客さんから仲介手数料を頂けるし、お客さんから直接言われると、つっぱねにくくなるからです。
以上が裏技ですが、少し面倒ではあります。
新築物件でも消毒料をとろうとする業者もある
新築物件は新品なわけですから、消毒の必要が全くありません。
しかし、当たり前のように消毒料を見積もりに入れてくる業者もあります。
私の兄が賃貸物件を借りる際に、私も不動産屋さんへ一緒についていきました。
そこで新築物件を申し込んだのですが、見積もりに消毒料が入っていました。これにはビックリ!
営業マンに、「新築物件だから、消毒は必要ないですよね?」と聞いてみると、すんなりと外してくれました。
さらには、見積もりの中に「お茶パック」という項目がありました。
「これは何ですか?」と聞いてみると、「引越したときに、隣の部屋の方へ挨拶するための粗品」とのことでした。
さすがに、これには失笑しました。
もちろん、断りましたが・・。
以上が、賃貸物件を借りる際の「消毒料」の裏側の話となります。
いかがだったでしょうか?
もし、消毒が必要ないと思う場合には、断ってみることが大切です。