「不動産の賃貸管理って、どのような仕事内容なの?」
こんにちは!不動産ハッカーの管理人です。
不動産会社の業務には色々な種類があり、賃貸管理や売買仲介、賃貸仲介など、どの業務をメインにしているのかによって、仕事内容が若干変わってきます。
このページでは、賃貸管理会社に務めていた経験をいかして、賃貸管理の仕事内容についてご紹介させていただきます。
主に4つの部署がある
私が勤めていた会社は小規模な会社で、いわゆる「町の不動産屋さん」でした。
主に、4つの仕事内容に分かれていました。
- リフォーム
- 営業
- 経理
- 保険
どの部署で働くかによって、仕事内容は全然変わってきます。
では、それぞれの仕事内容を簡単に説明させていただきます。
リフォーム
入居者からのクレーム対応
賃貸管理物件に住んでいる入居者から、「トイレの水が詰った」や「エアコンがきかない」、「外の廊下の電球が切れています」などといったクレームの電話がかかってきますので、その対応をします。
物件を見に行って、簡単に修理できるものであれば、自分でその場で修理します。修理が好きな人には向いている仕事だと思います。
自分で修理が難しければ、大家さんに連絡をして許可を貰い、専門業者へ修理の依頼をします。
文章にすると簡単そうな仕事内容に思えますが、クレーム対応なので、それなりに大変です。
暇なときは楽なのですが、忙しいときは不思議とクレームがかさなったりして、大変です。
台風の翌日なんかは、台風で窓ガラスが割れたり、雨どいが飛んだりと、大忙しになります。
あと、なかには気難しい入居者や大家さんがいるので、つらいときもあります。
入居者が退去後のリフォームと敷金精算
管理物件の入居者が退去したら、敷金精算と共にリフォームを行います。これが結構トラブルになったりします。
入居者から「敷金を返せ!」と言われれば、法的に返さなければならないケースが多かったです。
そうなってしまうと、リフォーム代を大家さんが負担しなければならなくなり、大家さんからもクレームが入るケースがあります。
入居者と大家さんの板ばさみで、疲れることもありました。まぁ、それでお金をもらっているので、しかたないことですが・・・。
2月~3月の引越しシーズンは大忙しで、日付が変わるまで仕事をすることが当たり前でした。
大家さんへリフォームの提案
アパートが満室になるために、大家さんに対して、リフォームの提案をしていました。
例えば、バランス釜のお風呂であれば、給湯器に変えるなどの提案をしたり、駐車場が砂利であれば、コンクリートへするなどです。
大家さんからOKがでれば、専門業者に依頼して、専門業者から紹介料をいただき、利益を得ていました。
営業
賃貸管理会社は、管理物件をいっぱいもっており、常に空き部屋の募集をかけています。
お客さんが来店、もしくは問い合わせがあったときに、営業が対応し、物件を案内します。
主な仕事内容としては、以下の通りです。
- 物件の下見
- 物件資料の作成
- お客様来店、電話対応
- 物件案内
- 契約業務
- 大家さんへ連絡
営業なので、契約をしてなんぼの世界です。契約できなければ上司から冷たい扱いを受けます。
逆に、売上を上げていれば、上司から認められ、居心地がよくなるし、仕事も楽しくなります。
それと、メリットとして、外出することが多いので、さぼろうと思えばさぼれます。営業マンは、息抜きも大切ですからね。
リフォーム部と同じく、2月~3月の引越しシーズンは大忙しで、日付が変わるまで仕事をすることが当たり前でした。
経理
私は営業だったので、経理がどのような仕事をしていたのか詳しくは分かりませんでしたが、以下のような仕事をしていました。
- 毎日銀行へ行って、記帳する。
- パソコンで家賃を集計する。
- 家賃を滞納している入居者へ電話する。応じてくれない場合には、債権回収会社へ委託する。
- 経費などを集計する。
比較的会社にいてパソコンを使って、もくもくと仕事をすることが多いです。
ただ、リフォームや営業が忙しくなると、手伝いをさせられていました。
保険
私が勤めていた会社では、経理が保険業務も一緒に行っていました。
賃貸管理会社は、保険の代理店になっているところが多いです。
賃貸物件に入居する際、入居者に火災保険に加入していただいたりと、何かと保険がからんできます。
契約する際の説明や、契約後の対応などを行っていました。
保険は予め勉強が必要です。
以上、簡単ではありますが、「不動産の賃貸管理の仕事内容」でした。
給料としては、固定給のところが多いです。年収は平均300万~500万円くらいだと思います。
参考になれば幸いです。