売買と賃貸の違いのイメージ写真

こんにちは!不動産ハッカーの管理人です。

不動産の仕事には様々な分野がありますが、メインとなるのが仲介の営業職です。

仲介の営業職には、売買仲介と賃貸仲介の2種類があります。

どちらとも仲介の仕事にはなりますが、営業スタイルや営業マンの年齢層、必要となる専門知識など、異なる点が多くあります。

このページでは、元不動産営業マンが、賃貸仲介と売買仲介の違いについて語りたいと思います。

これから不動産業界への就職を希望している方へ、参考になれば幸いです。

仕事の大変さ

仕事の大変さは、売買仲介も賃貸仲介も、さほど変わりません。

どちらとも、契約をとって売り上げるを上げるために、日々行動して行く営業職です。

売上が達成してなければ、上司から色々言われます。

専門知識は、賃貸よりも売買の方が遥かに必要になります。その分、勉強しなければなりません。

どっちが契約しやすい?

売買仲介よりも賃貸仲介の方が、断然契約しやすいです。

売買仲介は、お客様にとって一生で一度かもしれない、大きな買い物のお手伝いをする仕事です。

大きなお金が動くので、お客様はより慎重になっています。

専門知識だけでなく、営業マンの常識やマナー(言葉遣い、服装、髪形など)など、人としての質も問われます。

また、不動産の取引に関する知識を、賃貸よりも遥かにつけなければなりません。

私は就職して、初契約をとるのに3ヶ月かかりました。

それに比べてたら、賃貸仲介は簡単に契約することが出来ます。

お客様が物件を気に入ったら、簡単に決めてくれます。また、営業マンの勢いで決まる時だってあります。

私は就職して1ヶ月以内に契約することが出来たので、賃貸仲介の方が決まりやすいと言えるでしょう。

ただ、手数料が低いので、数をこなさなければなりません。

営業マンの年齢層

営業マンの年齢層は、売買仲介の方が高いです。

若い営業マンよりも、年をとっている営業マンの方が、ベテラン風の貫禄があります。

そのため、信頼を得やすいので、有利となることは確かです。

売買仲介の営業マンは、真面目な人が多い印象があります。

逆に、賃貸仲介は、若い営業マンが多いです。

なかには、元ホストやキャバ嬢の営業マンもおり、勢いがあるので、成績がよかったりします。

以前、売買と賃貸の営業マンが集う会に顔を出したことがありますが、売買営業マンと賃貸営業マンの差が激しかったです。

売買営業マンは、机に座って語りながら飲むのに対して、賃貸営業マンは、移動してははしゃいだりして、楽しそうに飲んでいました。

あなたにとって、どっちの世界が向いているでしょうか?

宅建の資格を持っている率

宅建を持っている率は、売買仲介の営業マンの方が高いです。

売買仲介は、宅建を持っていて当たり前の世界です。逆に、持っていないと少し恥ずかしい感じがします。

しかし、持っていなくても営業の仕事は出来ます。

逆に、賃貸仲介は、宅建を持っている人が少ないので、その会社にとって貴重な存在となるケースが多いです。

不動産会社は、宅建業法という法律により、5人に1人の割合で、宅建士が居なければなりません。

私は以前、従業員が50人ほどの賃貸仲介専門会社に就職したことがありますが、その会社は、宅建士の数がギリギリでした。

私が会社を辞めることにしましたが、ものすごい勢いで引き止められました。

おそらく、宅建を持っていたからだと思います。結局は辞めましたが。

ただ、売買にしろ賃貸にしろ、宅建は持っていると有利になりますが、売上が上がらなければ意味がありません。

どっちを先に経験するべき?

私は売買を先に経験するべきだと思います。

売買の方が複雑なので、契約することが出来れば、自信がつきます。

売買から賃貸へ移動すれば、気が楽だと思います。

 

以上、「不動産営業の、売買仲介と賃貸仲介の違い」でした。

かなり主観が入っていますが、一人の人間の見解として、とらえていただければ幸いです。