税金のイメージ写真

こんにちは!不動産ハッカーの管理人です。

不動産の売買の仲介手数料は、宅建業法という法律により、上限額が決められています。

不動産の売買価格が400万円以上の場合の計算式は、以下のようになります。

(売買価格 × 3% + 6万円) × 1.08(消費税)

この6万円って、一体どこから来ているのでしょうか?

このページでは、この6万円の意味について、せまりたいと思います。

仲介手数料の上限額の計算方法

一般的に知られている、仲介手数料の計算方法は、以下の通りです。

売買価格(消費税抜き) 仲介手数料
200万円以下 5% × 1.08(消費税)
200万円以上 ~ 400万円以下 (4% + 2万円) × 1.08(消費税)
400万円以上 (3%+6万円) × 1.08(消費税)

仲介手数料は、一般的に上記の計算法で計算されていますが、これは「速算式」と言うもので、簡単に計算できるように作られたものです。

実際は、もっと複雑な計算方法で、以下の計算式となります。

例として、売買価格が1.000万円の仲介手数料を計算してみます。

速算式の場合

(1,000万円 × 3% + 6万円) × 1.08(消費税) = 388,000円

本来の計算式

1,000万円の内、200万円以下の金額に対して5%、200万円以上から400万円以下の金額(=200万円)に対して4%、残りの600万円に対して3%、それをすべて足した金額が、仲介手数料となります。

つまり、以下の計算式となります。

〔(200万円 × 5%) + (200万円× 4%) + (600万円 × 3%)〕 × 1.08(消費税) = 388,000円

いかがでしょうか?、本来の計算方法って、計算がかなり面倒ですよね?

これを回避するために、(3% + 6万円)で計算されているわけです。
つまり、6万円は、ただ調整するための額なだけです。

 

以上、「売買の仲介手数料3%+6万円の「6万円」って何なの?」でした。

参考になれば幸いです。