マンション1階部分のイメージ写真

不動産の営業マンをしていたころ、マンションの1階を避ける人もいれば、あえて1階を探している人もいました。

では、マンション1階って、実際どうなのでしょうか?

このページでは、元不動産営業マンが「マンション1階のメリット・デメリット」について、語りたいと思います。

メリット

下の階への物音を気にしなくてすむ

マンションでの騒音トラブルはよくある話で、特に下の階とのトラブルが多いです。

特に小さなお子様がおられる家庭では防音対策の為、コルクマットを敷くなどの対策をとられている方もいらっしゃいます。

その点、1階であれば下階への物音を気にしなくてすみますので、子供をのびのびと育てることができます。

また、上の階と違って、子供がベランダから落下する心配もありません。

エレベーターや階段を使わないことによるメリットが多い

外出しやすい

2階以上だと外出する際にエレベーターや階段をを使うことになります。

これが実際住んでみると意外と面倒で、ちょっとした外出を避けてしまいがちです。

それを理由に引きこもりがちになり、なかには精神面の調子が悪くなる方もいらっしゃるそうです。

それに比べて、1階は外出しやすいです。

その他、エレベーターや階段を使わないメリット

  • 荷物の出し入れがしやすい。
  • 忘れ物を取りに帰りやすい。
  • 帰宅中にトイレに行きたくなった場合にすぐ行ける。

災害時に非難しやすい

災害が起こって外へ非難する際に、2階以上だとエレベーターや階段を使うか、バルコニーにある避難用の階段を使うことになります。

それと比べ、1階だとエレベーターや階段を使う必要はありませんし、バルコニーからも外へ出やすいです。

地震の揺れ

一般的な耐震構造では、上の階にいくほど揺れが大きくなると言われています。

それに比べて1階は揺れが少ないため、食器の落下や家具が倒れるといった被害を少なくすることができます。

泥棒が入り難い?

1階でも人通りのある場所であれば、泥棒が入り難いと言われています。

価格が安い

不動産の売買でも賃貸でも当てはまることですが、一般的に下の階は価格が安くなります。

専用庭がある場合

マンションの1階部分には、専用庭がついている物件があります。

専用庭があれば、ガーデニングが好きな方は楽しむことができます。

また、お子様と一緒に庭で遊んだりすることもできます。

夏は涼しい

大地からの冷気により、夏は涼しいと言われています。

デメリット

専用庭のデメリット

上の階から物が落ちてくる

専用庭がある場合は、上の階から洗濯物や洗濯ばさみ、ハンガーなどが落ちてくるケースがあります。

また、上の階のベランダで家庭菜園をしている場合、水やりをしているときの水が降ってくるケースもあります。

庭の手入れが面倒

ガーデニングなどをしない方は、草刈が面倒になるケースもあります。

また、猫が侵入して糞をするケースもあります。

プライバシーの問題

1階部分と道路が同じ高さの場合、窓を開けると人から見られやすくなります。

防犯面

1階部分が人目につかない場所にある場合、泥棒が入りやすくなるケースがあります。

また、洗濯物を干していると、下着泥棒などの被害にあうケースもあります。

その他、防犯面を考えると、窓を開けて寝ることができません。

浸水

1階部分が道路と同じ高さで、浸水が多い地域であれば、被害に合う可能性があります。

眺望がよくない

2階以上と比べて、眺望が期待できません。

冬が寒い

大地からの冷気があるため夏は涼しいですが、逆に冬が寒い傾向にあります。

 

以上、「マンションの1階のメリット・デメリット」でした。

参考になれば幸いです。