こんにちは!不動産ハッカーの管理人です。
賃貸住宅を探すときに、その不動産会社が「管理会社」なのか、それとも「仲介会社」を見分けるには、どのようにしたらいいのでしょうか?
完全に見分けるのは難しいですが、ある程度の予測は立てることが出来ます。
このページは、元不動産営業マンが、その見分け方について語りたいと思います。
管理会社と仲介会社の特徴
まずは、管理会社と仲介会社の特徴を知っておきましょう。
一般的に、以下のような特徴があります。
仲介会社
- 全国に店舗をフランチャイズ展開している大手不動産会社などが多い。
- よくテレビCMなんかもやっており、知名度がある。
- 従業員の年齢層が低め。
管理会社
- その地域に密着した不動産会社などが多い。
- その地域以外では知名度が無い。
- 従業員の年齢層が高め。
その不動産会社の特徴を見れば、管理会社なのか仲介会社なのか、ある程度の予想が付きます。
はずれる場合もありますが・・・。
取引態様を見てみよう!
不動産会社が公開している物件情報には、「取引態様」という項目があります。
取引態様を見れば、その不動産会社が、「どのような立場で、その賃貸物件を紹介しているのか」が分かります。
取引態様には、以下の3つがあります。
- 貸主
- 代理
- 媒介(仲介)
さらに、「媒介(仲介)」は、以下の3つに分類されます。
- 一般媒介(一般仲介)
- 専任媒介(専任仲介)
- 専属専任媒介(専属専任媒介)
取引態様が、「貸主」や「代理」、「専任媒介(専任仲介)」、「専属専任媒介(専属専任媒介)」となっている場合は、管理会社の可能性があります。
ただ、これは可能性の話であって、正確ではありません。
管理会社が「媒介(仲介)」や「一般媒介(一般仲介)」と表示しているケースもあります。
逆に、仲介会社が「専任媒介(専任仲介)」と表示しているケースもあります。
他にも様々なケースがありますので、あくまでも参考程度にしましょう。
確実に管理会社を知る方法
自分で直接、賃貸物件を見に行ってみる。
実際に賃貸物件を見に行けば、何かしら管理会社の情報があるケースが多いです。
例えば、管理会社の看板があったり、エントランスの掲示板に「お知らせ」のような張り紙がある場合は、管理会社の名前が表示されています。
物件の住所が分からない場合は、その物件情報を公開している不動産会社に問い合わせてみましょう。
「事前に外観を見てみたいので、住所を教えて頂けませんか?」など、適当な理由を言うといいでしょう。
もし教えてくれない場合は、不動産会社に出向くと教えてくれるはずです。
ただ、営業をかけられるかもしれませんが・・・。
不動産会社に問い合わせてみる。
インターネットや雑誌などで、一つの物件を複数の不動産会社が紹介している場合は、かたっぱしから問い合わせてみるのも一つの手です。
「御社は管理会社ですか?」と聞くと、「Yes」か「No」かの回答はあるはずです。
ただ、「No」の場合は、管理会社までは教えてくれません。
なぜなら、自社の利益にならないからです。
以上、「賃貸の管理会社と仲介会社の見分け方」でした。
参考になれば幸いです!