私が以前、賃貸管理会社で働いていたころの話です。
ある日、管理しているアパートに行ってみると、入居者の部屋がゴミ屋敷になっていることが発覚しました!
部屋の中は、床から天井までゴミだらけ。部屋には入れないほどの量でした。
このページでは、その時のビックリした話をしたいと思います。
初めてのゴミ屋敷
ある日、管理しているアパートに行ってみると、40代の男性が通路で寝ていました。
「おや?酔っ払いかな?」と思って声をかけてみましたが、しらふのようです。
話をしてみると、アパートの入居者でした。
何だか様子がおかしく挙動不審で、オドオドしていました。
「廊下で寝ないで、部屋で寝てください!」と言っても、なかなか部屋に入ろうとしません。
ねばって説得すると、入居者がやっと玄関を開けました。
すると、部屋がゴミ屋敷になっていました。
部屋の床から天井まで、ゴミが入ったビニール袋だらけ。入ることが出来ません。これにはビックリです。
入居者は、部屋に入れないから、外の廊下で寝ていたようです。
入居者に、ゴミを片付けるように指示
このまま廊下で寝られても他の入居者に迷惑だし、ゴミの重量で床が落ちる可能性だってあります。
このままだとまずいので、ゴミを片付けるよう、指示しました。
一気には無理だろうから、1ヶ月以内に片付けるよう、期限付きで約束しました。
ただ、1ヶ月も放置するのは不安なので、毎週様子を見に行くようにはしました。
入居者は、大手企業の中堅社員
会社に戻って入居者のことについて調べてみると、なんと、大手企業の中堅社員でした。これにもビックリ!
ストレスが、そのようにさせたのか分かりませんが、「世の中、色々な人がいるんだな~」と、思わされました。
後日行ってみると、部屋がある程度片付いていた!
後日、様子を見に行くたびに、部屋は片付いていっていました。
ゴミを捨てることが精神的に辛いようでしたが、頑張ってくれました。
それを乗り越えれば、ゴミをこつこつと溜めれる人は、ゴミをこつこつとを処分することができるようです。
以上、「賃貸管理しているアパートの一室がゴミ屋敷になっていた話」でした。