こんにちは!不動産ハッカーの管理人です。
新築を建てるために古家付きの土地を購入して、所有権移転登記後に古家を取り壊すとします。
この場合、古家の不動産取得税はかかるのでしょうか?
このページでは、元不動産営業マンが語りたいと思います。
不動産取得税はかからない
結論からになりますが、不動産取得税はかかりません。
原則としては、土地と建物を取得したわけですから、不動産取得税はかかります。
しかし、以下の要件を満たす場合は、非課税になります。
- 取り壊す目的で取得したこと。
- 取得後、使用していないこと。
- 取得後、直ちに取り壊したこと。(おおむね6ヶ月以内)
ちなみに、鹿児島県の県税事務所のホームページには、以下のことが書かれています。
次の場合には,不動産取得税は課税されません(なお,取得した方からの申立て等が必要になる場合があります。)
5.取り壊すことを条件として家屋を取得し,取得後使用することなく,直ちに取り壊した場合(不動産としてではなく,動産を取得したとみられるときに限ります。)
都道府県によって多少異なる部分がありますので、管轄の県税事務所に問い合わせて見ましょう。
不動産取得税の申告書や申立書、そのほか閉鎖登記事項証明書もしくは解体証明書などの必要書類の提出が求められると思います。
その他
土地の不動産取得税は、新築する建物が規定の要件に合えば、軽減措置が受けられます。
一般的には0円か、低い金額になることが多いです。
また、新築した建物にも軽減措置がありますので、土地と同じように低い金額になる事が多いです。
以上、「古家付き土地を購入した場合、不動産取得税はどうなる?」でした。
参考になれば幸いです。